うつ病、パニック障害を克服する過程で修得した呼吸法

2022年9月26日

前回の記事(→記事)では、気功の基本的な呼吸法である丹田呼吸を紹介しました。今回お話しする呼吸法とは、この病気の症状という課題の解決を図るために、より発展させた形の呼吸法になります。そして、気功以外の経験なども踏まえて、管理人が自ら生み出したものになります。

殊更にオリジナルということを強調していて恐縮ですが、管理人と同じような症状がある方は、それらの解決を図っていく中で生まれたものなので、試していただければ幸いです。(管理人が病気だったときの症状については、病気だったときの症状【閲覧注意】で公開しています。)

管理人はこの病気を克服してから20年以上経っていますが再発せず、どの症状もその片鱗も残りませんでした。揺り戻しということもまったくありませんでした。そこには、今回紹介するこの呼吸法によるところが大きいと確信しています。

今回の記事では、以下の順序でお話しを進めていきます。

今回の記事は、前回の内容を踏まえての内容になりますので、まず関連のある部分をごく簡単におさらいした上で、管理人がどのような経緯でこの呼吸法を修得したのかをお話ししたいと思っています。単に呼吸法の形だけをお伝えするより、修得する経緯でどのようなところがポイントだと気づいたのかをお伝えしたほうが、この呼吸法をより適切に理解できると思うからです。

そして、気づきのポイントがわかっていれば、ご覧いただいた方が自分で行うときに、自分の体に適したアレンジが行いやすくなるものと期待しているからです。病気の症状や体格などは個々人によって差があるものと思います。そして、管理人が修得したこの呼吸法が、ご覧いただいた方の病気の克服につながる呼吸法になっていくことを期待しています。

呼吸法に関する記事の導入の最後に、穏やかな心のときには、深くゆっくりとした呼吸、興奮したときには大きく荒い呼吸、緊張したときには浅く短い呼吸になることは、誰もが自分の体で経験していることだと思います。このように呼吸は心の状態と密接な関係にあると言えます。

 

 

 

うつ病、パニック障害の方の中には、息が苦しい呼吸がしづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

よく耳にする症状の一つです。管理人もそうでした

それでは以下、よろしければ参考にしてみてください。

うつ病、パニック障害を克服する過程で修得した呼吸法

 

 

丹田呼吸でお話ししましたが、うつ病、パニック障害のときは気が上がりやすい状態にあります。
そして胸式呼吸では気が一時的に大きく上がる感覚があります。胸の上部で息をしますので。

そして、吐くときに下腹の丹田の方に落とすのですが、一度上がった気は、なかなか落ちません。

ということで、うつ病、パニック障害で気が上がった状態で行うことは、管理人の体験からすれば、あまりおすすめしません。

ただし、この息を胸からお腹の丹田に落とすということが、次の神道の呼吸法につながるので、紹介させていただきました。ご参考まで。

神道の呼吸法

神道、なかでも古神道に伝わる行法に呼吸法があります。

古神道ではお腹に魂(心)を収めることが大切だと言われています。
その作法のひとつとして呼吸法があります。

表現は違いますが、気功でいう頭に上った気を、お腹の丹田に収めることと同じです。

姿勢は普通、胡坐で行います。椅子に座った状態でも問題ありません。

方法は、以下のとおりです。

ポイント

1 息を吐き出す(吐き切るため体を少し前に倒してもよい)

2 静かに鼻から息を吸う。胸の上方に吸い込む

  (体を起こしながら。肩をすこし上げるようにしてもよい)

3 息を止める

  (肛門を軽く閉めるようにする)

4 息を、横隔膜を下げるように下腹まで押し下げ、七~八秒数える

  (押し下げたとき下腹は出っ張らせる感じ。息を止めたまま数える)

5 息を吐き出す〔=1〕

  (肛門を緩める)

この呼吸を五~六回ほど繰り返す


呼吸に合わせて、以下のような意念
をする

吐く:汚れたエネルギーが息とともに出ていく

吸う:清浄なエネルギーが入ってくる

止めて落とす:下腹(丹田)に吸い込んだエネルギーが蓄えられる

管理人の補足・息が苦しくなるようであれば、間に一拍、普通の呼吸を入れて行うようにしていただいて構いません。無理なく行うようにしてください。

・胸の上部に吸い込んだ息を落とすところですが、「横隔膜を下げる」ということがわかりにくければ、胸の息をぐっと下腹のほうに落とすようにする感覚でしてみてください。

体感としては、意識から雑念が消えてクリアになる感覚、体から汚れた重い気を出すことで体全体がスッキリするような感覚がありました。

うつ病、パニック障害の症状として、
 ・呼吸が浅く、肩で息をしてしまう
 ・胸のあたりにモヤモヤ
 ・胸の上部に空気が残る感覚
 ・吐き気、上にあがるような感覚

があったのですが、こうした不快な感覚が軽くなりました

胸のモヤモヤ、空気が残る不快な感覚は、呼吸法の動作によって胸(肺)の緊張が緩むとともに解消されたので、胸の緊張によってもたらされた感覚だったのかもしれません。

お腹が張っているとき、食欲がないときなどにも、お腹がマッサージされるような感覚があり、改善に効果があると感じます。

息をグッとお腹に落とす動作による、気を丹田に押し下げる効果は強力だと感じます。

また、この呼吸法を繰り返し行うことで、気の重心が下の方で安定するようになります。
したがって、気が上がってフラフラしにくくなるということです。

よろしければ、試してみてください。

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ここで一服します。
呼吸法に関する書籍をひとつ紹介したいと思います。

塩谷信男著「自在力 -呼吸とイメージの力で人生が思いのままになる-」(サンマーク文庫)

すこし古い本ですが、著名な方なのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

「正心調息法」と呼ばれる呼吸法が紹介されています。内容は読んでいただくとわかりますが、先ほど紹介した神道の呼吸法と呼吸の動作は似ていると思います。

著者は医師でもありますが、自身の病弱な身体を改善するため、試行錯誤してこの呼吸法を修得されたそうです。その結果、100歳を超えてもゴルフをされていたそうですからスゴイです。

管理人も試しに行ったことがあります。また違った感覚があります。

やはり丹田に気を落として蓄積するということについては共通しています。

ご参考まで紹介しておきます。

管理人が自ら修得した呼吸法(柊式呼吸法)

この柊式呼吸法、管理人が試行錯誤しながら身につけた呼吸法です。
この記事を作るときに、yahooやgoogle、書籍なども調べてみたのですが、この管理人の呼吸法と同じものは見当たりませんでした。
なので、僭越ながら自らの名前を付けています。

これまで別の記事の丹田呼吸も含めて、呼吸法を紹介してきましたが、記事の最初でもお話ししたように、息苦しい、息がしづらいという症状がうつ病、パニック障害にはあります。

そのため、呼吸法を行うにしても息が吸い込めないということがあります。
息を吸うため息を吐こうにも、吐いても吐き切れない。息を吐いてくださいと言われてもできないのです。

先ほど紹介した神道の呼吸法は、効果があると感じます。
体感した効果は十分に確かでとても良いのですが、しかし動作がすこし複雑です。
しかも息を吐けないときにどうするか。

いつでもどこでも、簡易的にできる呼吸法があったら。
とくにパニック障害の発作は、どこで起こるかわかりません。管理人の場合は、電車などの人ごみにいるとなりやすい。

発作が起きそうに感じたとき、すぐにできる呼吸法。
そして、息も吸い込むことができて、丹田に効果的に気が落とすことができる呼吸法。

管理人が呼吸法などをする中で気が付いたポイントは、これまで何度も繰り返してきている「丹田」と、先ほどの神道の呼吸法にもありました「横隔膜」です。

それらをもとにして、うつ病、パニック障害の症状と対話しながら修得した呼吸法ですが、
まとめたこちらの本を紹介したいと思います。

こちらは、本サイトの管理人が執筆した小冊子です。
要点のみコンパクトにまとめてみました。

勢いと熱量で書いたところもあり、すこし読みづらいところもあるかもしれませんが、
呼吸法のやり方、特に体感の部分を読者が再現できるよう詳しく書いたつもりでおります。

症状が現れそうな予兆があったら、すぐに対応できる。
気があがりそうになったらすぐに丹田に降ろして、症状が現れるのを防ぐ。

そうした管理人の体験をもとにした、
うつ病、パニック障害に特化した呼吸法の本となっております。

また、この呼吸法を行うことで、いざというときの対応だけでなく、普段の呼吸でも苦しい状態になりやすい癖を除く。
そして、逆に丹田に気を下げる癖をつけることで、普段でも気を下げやすい状態にする。
そういう感覚が得られることを目指しています。

呼吸法のやり方もシンプルです。体を動かしたりということもありませんので、どこでも他人に知られることなく行うことができます。
立っていても座っていても、寝ていてもできます。細かい制限はありません。

 

なお、本を買われない方のために…

繰り返しますが、ポイントは「丹田」と「横隔膜」だと感じています。

症状が出たときの自分の「横隔膜」がどういう状態になっているのか。
ふだん意識を払わないところですが、そこがポイントであると思います。

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以下は、本サイトが公開している記事とその概要になります。記事をご覧になるときには、タイトル部分(青)をクリックしてください。

メイン記事

うつ病、パニック障害で揺らがない心にするために
この記事では、うつ病、パニック障害で揺らがない心にする「意識づけの方法」を紹介しています。管理人の体験から、完全に克服する上で「特に重要なポイント」だと考えています。
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この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害の克服を「気」という視点でお話しします。うつ病、パニック障害のときに、なぜ丹田呼吸で「気を下げる」必要があるのか。その理由と方法をあわせて紹介しています。
うつ病、パニック障害を克服する過程で修得した呼吸法
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害を克服する過程で行った「呼吸法」を紹介しています。また、管理人が克服する過程で「自ら修得した呼吸法」についても触れています。

症状別記事

息苦しさの克服に役立った方法について
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食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖の克服に役立った方法について
この記事では、管理人のうつ病、パニック障害、自律神経失調症の体験から、食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖に対処し克服するのにおすすめの方法について紹介しています。
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この記事では、管理人がうつ病、パニック障害のときに併発していた、自律神経失調症を克服するのに役立ったおすすめの方法を紹介しています。
HSPの傾向の克服に役立った方法について
HSPとは「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」を指す言葉です。症状ではなく気質を指す言葉ですが、やはり苦しいものです。この記事では、管理人がHSPの傾向を克服するのに役立った方法を紹介しています。

克服過程の記事

うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅰ ー 診断を受けるまで ー
管理人がうつ病、パニック障害を克服するまでの経緯を、時系列に沿って紹介しています。この記事では、まず管理人が病院で診断を受けるようになるまでの経緯についてお話しします。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅱ ー通院、カウンセリングと投薬治療ー
この記事では、管理人が病院で診断を受け、通院と投薬治療をした経緯をお話しします。学生生活復帰へのリハビリ、減薬のきっかけ、心理カウンセリングについてもお話ししています。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅲ ー 気功との出会い ー
管理人がうつ病、パニック障害を克服する過程で、気功の体験はそれまでの流れを変える大きな転機になりました。この記事では、気功との出会いの経緯、行うことで感じた体の変化などをお話ししています。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅳ ー 気功と呼吸 ー
この記事は、前回に続いて気功のお話しになります。症状があるとき、体の気はどのように感じられたか。それに対処するためどのようにしていたのか。気功を体験し、自らの体を通してわかったことをお話ししています。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途Ⅴ ー 波動水活用の顛末 ー
前回の気功と並行して、波動水の活用を行っていました。MRA(MMRI)という機械で心身の波動を測定し、それを改善する波動水を作製して飲む。その体験がどのようなものだったのか、お話しします。

(克服過程の続きは現在、作成中です)

補助グッズの記事

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現在公開している記事は、以上になります。