自律神経失調症の克服に役立った方法について

2023年3月10日

本サイトはうつ病、パニック障害を克服した方法について紹介するものであり、自律神経失調症の克服と聞いて疑問に思った方もおられるかもしれません。

上記の病気だったときに自律神経失調症も併発していたのですが、病気を克服したときにこの自律神経失調症の症状についてもすべて消滅しました。以降、20年以上が経過していますが、症状はまったく再発していません。

メイン記事で紹介しているうつ病、パニック障害を克服した方法が、自律神経失調症の克服にも有効だったものと思いますが、自らの体験を振り返って、メイン記事で紹介している方法で、自律神経失調症に対してどの方法がおすすめなのか、以下に紹介したいと思います。

まず方法の紹介に入る前に、一口に自律神経失調症と言っても具体的にどのような症状だったのか、お話ししたいと思います。

具体的な症状(自律神経失調症)

一口に自律神経失調症と言っても、具体的にどのような状態だったのか。同じような症状があるのか、あるいはどのような状態から克服できたのかなど、参考にしていただければと思います。

医師に診察を受けたときに、自律神経失調症によるものと言われた症状には、以下のものがあります。

・胸を中心として体全体に、モヤモヤする不快な感覚がある
・肩甲骨の背骨側に不快な感覚がある
・膝裏にけだるい不快な感覚がある
・身体がソワソワして落ち着かない感覚がある

いずれも言葉で表現するのが難しいのですが、全体として言えることは、身体全体の所在のない感覚です。どこか落ち着かない感覚が、常に身体全体にまとわりついているというものです。同じような症状がある方は、お分かりいただけるのではないかと思います。

このほか、足の脛(すね)に強いかゆみが繰り返し発生する、ということもありました。(皮膚の病気によるものではありません。)

この自律神経失調症の原因については、はっきりしたことはわからないようです。診察を受けたときには、規則正しい生活をすることで身体の生活リズムを戻すよう助言される程度のものだったと記憶しています。

また、自律神経失調症の症状として、息苦しさ、身体の冷えなどを耳にすることがあります。自律神経失調症によるものなのか、うつ病、パニック障害によるものなのかわかりませんが、私にもこれらの症状がありました。

自律神経失調症と一口に言っても、症状はこのように様々にあるようです。この記事では、ここでお話しした症状について、自らの体験を通してメイン記事で紹介しているどの方法がおすすめなのか、以下に紹介したいと思います。

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身体の所在ない感覚などについて

先ほどお話しした身体全体にまとわりつく不快な感覚に対処する上で、自らの体験からおすすめできる方法とは以下のものです。

それは、自宅のシャワーなどを利用して流水を使って行う方法です。詳しい方法は、以下のメイン記事で紹介しているのでここでは割愛しますが、単に身体を流水で流すだけでなく、意識を使って流水とともも不快な感覚が体から出ていくようにするというものです。

行った後には身体がスッキリした感覚が得られます。また、日常生活を送る中で上記の感覚が生じたりするので、一度だけでなく、毎日継続して行うことで効果があるように思います。入浴時に行うなどでもよろしいのではないかと思います。

以下の記事の後半でその方法を紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

気を下げて丹田に入れることで症状を落ち着かせる方法
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害の克服を「気」という視点でお話しします。うつ病、パニック障害のときに、なぜ丹田呼吸で「気を下げる」必要があるのか。その理由と方法をあわせて紹介しています。

このほか、周りの環境の影響を受けやすい体質の方もおられるかもしれません。そのような方は、普段居住する場を改善するという方法もあります。こちらは器具を設置する方法のため有料となってしまいますが、以下の記事で紹介しています。あくまで補助的な方法であり、影響を過度に気にすることは禁物ですが、参考として紹介させていただきます。

うつ病、パニック障害でツライカラダにおすすめのグッズ
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害だったときに「体の負担軽減のため使用したグッズ」を、体感した効果とともに紹介しています。

息苦しさ、身体の冷えについて

息苦しさ、身体の冷えといった症状についても、自律神経失調症によるものか、うつ病、パニック障害によるものかわかりませんが、悩まされたものです。

息苦しさについては別の記事(→記事)にまとめていますが、自律神経失調症においてもこれらの症状があるとのことなので、簡単に紹介させていただきます。

息苦しさについては、呼吸が浅く早くなり、深呼吸をしようとしても息を吸うことができない。息を吐いても胸に空気が残っている感覚がある。

身体の冷えについては、手足が血が通っていないような冷たい状態になっている。

これら息苦しさと身体の冷えとは、症状としてまったく別のものに思われるかもしれません。しかし、以下の体験を通じて、同じ原理によるものだということに気づかされました。

その気づきとは、病気だったときに行った気功(易筋行気法)の体験によるものです。

そして「気」という視点から、これらの症状がどういう状態によって引き起こされるのか。自分の身体を通じて観察しました。

その内容は、先ほど紹介した記事 丹田に気を入れる|体の悪い気を出す の前半で紹介しています。ご参考になる方は、ご覧いただければと思います。

そして、これらの身体の症状について、管理人が効果的だと感じた方法。
それは「呼吸法」です。

その詳しい理由は上記の記事をご覧いただければと思いますが、簡単にお話しすれば、これらの症状があるときの体の気の状態というのは、ほとんどが頭のほうに上がっています。そして首から下の方の気が少なく、手足など体に循環していない。

原因は早く浅い呼吸や、不安、恐怖、妄想などで頭のほうに意識が強く行っているためです。

そのため、体の気の貯蔵庫でありポンプである丹田(臍下のあたり)に気を下ろし、そして体の気を充実させる必要があります。

その状態を改善する方法として、呼吸法を紹介しています。ご参考になる方は、こちらの記事をご覧ください。

うつ病、パニック障害を克服する過程で修得した呼吸法
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害を克服する過程で行った「呼吸法」を紹介しています。また、管理人が克服する過程で「自ら修得した呼吸法」についても触れています。

今回の記事は、以上です。

繰り返しになりますが、これらの症状については病気を克服したときに、すべて消滅しました。ここで紹介した記事が、皆さまのお役に立つところがあれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。


著者・管理人:柊 基博(Hiiragi Motohiro)


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管理人がうつ病、パニック障害を克服するまでの経緯を、時系列に沿って紹介しています。この記事では、まず管理人が病院で診断を受けるようになるまでの経緯についてお話しします。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅱ ー通院、カウンセリングと投薬治療ー
この記事では、管理人が病院で診断を受け、通院と投薬治療をした経緯をお話しします。学生生活復帰へのリハビリ、減薬のきっかけ、心理カウンセリングについてもお話ししています。
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管理人がうつ病、パニック障害を克服する過程で、気功の体験はそれまでの流れを変える大きな転機になりました。この記事では、気功との出会いの経緯、行うことで感じた体の変化などをお話ししています。
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前回の気功と並行して、波動水の活用を行っていました。MRA(MMRI)という機械で心身の波動を測定し、それを改善する波動水を作製して飲む。その体験がどのようなものだったのか、お話しします。

(克服過程の続きは現在、作成中です)

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