うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅲ ー 気功との出会い ー
前回の記事では、通院と投薬治療、心理カウンセリングの経緯についてお話ししました。
→ 前回の記事 うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅱ ー 通院、カウンセリングと投薬治療 ー
これまでは、いわゆる一般的な治療に関するお話しでした。
大学二年の当初に診断を受けてから、通院、投薬しながらリハビリを行い、大学に復帰したこと。
そしてその後の心理カウンセリングの体験。
これらを一年半ほどかけて行っていった経緯のお話しでした。
今回のお話しは、こうしたこれまでの治療の流れから転機となったお話しになります。
そのきっかけは、前回の減薬のときと同様、偶然によるものでした。
たまたま偶然、気功を行うようになった経緯。
そして、この気功を行っていく中で、心や体に対する認識が変化し、症状の感じ方も変化していったこと。
このあたりの経緯についても、お話しできればと思います。
気功はおよそ二年ほど行い、結果として資格も取得しました。
そして、気功を通じた認識の変化は、病気を抜けるのに大きく役だったと感じています。
なお、気功のお話しは長くなるため、二度にわけて行います。
今回はその前半です。
それでは以下、お話しをしていきたいと思います。
Sponsored Link
気功との出会い
心身の状態
今回の主題である気功のお話しに入る前に、その当時の心身の状態がどのような状態だったのか。
簡単にお話ししておきたいと思います。
気功を始めたのは、大学三年の中頃でした。
このころは、通院と投薬治療を続けており、大学に復帰して学生生活を送れるようになっていました。
しかし、心の不安、悲しみ、恐怖などの症状はなくなったわけではなく、薬によって「抑えている」。
そのような感じでした。
薬の効果が切れてくる(ように感じる)と元の症状が戻ってくる。
転院による減薬はあったものの、薬は手放せない状態でした。
薬の副作用も、減薬によって以前ほどではないものの、頭がボーッとする。
向精神薬の影響からなのか、妙に気分がハイテンションになることもありました。
高校の頃から悩まされた食欲不振も、あまり改善しませんでした。
学生食堂で麺類ばかりを食べている日々で、調子が悪いときにはやはり食べられないこともありました。
吐き気も外出しようとするときに生じることがある。
電車などでの息苦しさも、まだなくなったわけではありません。
大学には通えるようになったものの、心も体も本来の調子ではまだまだない。
そうした状態にありました。
気功との出会い
気功を行うようになったきっかけは、偶然でした。
事前に情報があったわけでも、意図したものでもありません。
その日はたまたま親と出かけていました。
途中、トイレを借りるため、通りかかった公民館に入りました。
車で移動していたため、自宅からやや離れた地域の公民館。
普通ならば立ち寄ることはない場所です。
このとき、ちょうど公民館で気功教室が行われていました。
教室入口の掲示板を見ると、体験募集中とあります。
教室で教えている方は、五十代半ばの女性で親の知り合いでした。
教室には、おもに中高年の方が二十名ほどいました。
先ほどお話ししたように、心身の調子は必ずしも良くはなっていない。
病気に効果があるか半信半疑だけれど、ひょっとしたら体がラクになるかもしれない。
ちょっとやってみようか。
そうした軽い気持ちで、飛び込みで参加したのがきっかけでした。
結果として、この教室で二年(途中で東京の教室にも通った)ほど気功を行いました。
内養功
気功にはさまざまな流派があります。
教室で教えていたのは、おもに内養功と呼ばれるものでした。
以下、内養功について簡単に紹介しておきます。
中国で発祥した、心身を整えることを目的とした医療気功と呼ばれるものです。
中国政府からも認定されている気功です。
教わったのは、体を動かして気をめぐらせていく、動功と呼ばれるものです。
体を動かす一連の流れの型があって、それに従って体を動かしていきます。
動きの型は十二パターンあって、前半、後半に分かれています。
それぞれの動きの型の名前を、参考まで以下に挙げておきます。
前半は昇清降濁、臥望星辰、気貫長虹、逆水推舟、巨龍入海、内運乾坤。
後半は托天按地、古木盤根、回身射虎、追日カン月(カンは走旱を一字にしたもの)、牽拉天柱、金鶏独立。
そして、これら一連の動きを総称して易筋行気法と言います。
筋骨を易(か)えて気を行きわたらせる、という意味です。
(ほかに行気延寿法と呼ばれる動きもありますが、おもに行ったのはこちらでした。)
型はいずれも、体のツボと経絡に気を通していく動きになっています。
一つの型を四回ずつ繰り返す。すべての型を続けて気が流れて動くように行います。
そして最後にお腹の臍下にある丹田に気を収めます。
これを気沈丹田と言います。
なお、動きが前半と後半に分かれているのは、呼吸の方法が異なるためです。
前半の型では吸う→吐く→停める(軟呼吸)、後半の型では吸う→停める→吐く(硬呼吸)。
ゆっくりした動きで行うため、すべて行うと二十分ぐらいかかりました。
教室では毎回、いくつかの型の動きを見よう見まねで覚えていく。
動きに呼吸を合わせられるようになったのは、後になってからでした。
そして重要なのは、形もさることながら、体の力を抜くということです。
体の中がカラッポになったような感覚で、気によってゆっくり動いていく。
これが気功のひとつのポイントだと感じています。
体に変に力みがあったり、緊張していたりすると、気が通っていかないのです。
筋肉に力を入れる、という感覚はありません。
そこが運動とは大きく違うところです。
気功を行って感じた効果
型をまねて気によって動いているのをイメージしながら行うだけ。
それでも体は徐々に変化していきました。
どのような変化を感じたのか。特に症状との関連でどうなのか。
おそらくご覧の方も、ここが関心のあるところだと思います。
以下に、まとめてお話ししてみます。
なお、気功を行っていきなりすべてが改善した、というわけではありません。
継続していくに従って、体がゆるんで、気がとおりやすくなってくる。
それによって、だんだんと変化が起こってきました。
まず感じたのは、体が温まること。
体の力を抜いて、気によって動いていることをイメージしながら行う。
すると、体が温かなものに包まれているような感覚がありました。
手足の冷えがなくなったこと。
冷え性で、いつも手足が冷たい状態でしたが、それが解消されたことです。
なお、この手足の冷たさは、気功を体験してから現在までまったくありません。
非常に汗をかくこと。
力を抜いた、ゆっくりとした動きなのに非常に汗をかく。
それも体の奥から出たような、どろっとした脂汗のようなものです。
もともと汗かきではあるのですが、教室が終わる頃には着ているものがびっしょり汗で濡れている。
着替えとタオルは必ず持っていっていました。
早い段階で、いくらかこれらの変化を感じることができたこと。
体を無理に動かすこともない。
これにより、気功を継続することができたのだと思います。
また、気功を続けていくと、以下のような変化もありました。
リラックスすること。
先ほどもお話ししたように、気功では意識して力を抜きます。
しかし最初の頃は、なかなか体の緊張が抜けない。
気功をするまでは、力を抜くという発想がなかったし、抜き方もわからなかった。
そう言えると思います。
気功では、体の力を抜きながら、動くことで体に気を流していきます。
また、気が流れることで、さらに緊張がとれてくる。
教室が終わったときには、リラックスしているけれど、活力のようなものを感じる。
心地よい疲れを感じることができました。
よく眠れること。
気功をすると、いつも体がゆるんで眠くなりました。
この頃は減薬していたのですが、その状態でも夜よく眠れました。
食欲が回復したこと。
気功を行っている最中に下腹のあたりが温かくなり、グーグーと鳴ることがよくありました。
そして、口には唾液が非常に分泌されている。
お腹が減ったときと同じような感じです。
お腹の丹田に気が通って、腸の動きも活発になっている。
教室は土曜の午前中だったので、そのまま教室の人と昼食に行くことがありました。
以前お話ししたように、このころは吐き気などの影響で、外食には非常に抵抗がありました。
それが気功を行った後は、先ほどの状態で、お腹の張りもなく吐き気を感じることありません。
だんだんと普通に定食などの食事もで問題なくできるようになっていました。
気功を数か月続けて、型のとおりに動いて体に気を流せるようになってくる。
そうすると、以下のような変化を感じました。
体の歪みが矯正されたこと。
いわゆる側弯で、普通に立っているつもりでも左肩があがってしまう。
そしてやや猫背の状態。
これが私の姿勢でした。
体がいつも体がこの状態になって固まってしまっている。
型に従って体を動かしながら、固さをほぐして温かな気を流していく。
これによって、かなり改善されました。
また、側弯の原因として、いわゆる片足立ちの癖がありました。
いつも立っているときに、左足だけに体重を乗せる癖がついている。
そうすると、骨盤の片方が上がった状態になり背筋も歪む。
これが続いて体が固まってしまい、先ほどのような姿勢になっていました。
実際、背筋が歪んでいると、体の気が流れにくくなります。
それは体幹が曲がることで、頭から足までの縦の流れが大きく阻害されてしまうこと。
そして歪みによって変なところに力が入って固くなり、その部分の気が通りにくくなってしまうこと。
そうしたことが挙げられます。
実際に自分で気功をしていても感じたことでした。
力を抜いた状態で、下腹に重心を置いて両足ともバランスよく立つようにする。
この気功の基本姿勢を普段から意識するようになりました。
気功の型どおりに動いて気を通していくほか、普段の姿勢が変わったこと。
このこともあって、背筋の歪みはなくなっていきました。
内養功の説明のところで、一連の動きを易筋行気法と言う旨のお話しをしました。
筋骨を易(か)えて、気を行きわたらせる。
この体験で、体の筋骨を変えることと、体に気を行きわたらせること。
この両者は一体のことなのだ、と感じました。
つまり体の筋骨の歪みを取って整えることで、気が流れやすくなって体に行きわたるようになる。
一方で、気を流すことによって体の歪みが取れてくる。
両者は相乗して効果を発揮している、ということです。
首、肩の凝りが取れたこと。
先ほどの姿勢もそうですが、これも高校生のときから悩まされてきた症状でした。
(最初の記事で触れています。)
首と肩、背中の筋が固く凝っている。
本当にガチガチといった感じでした。
苦しさから、湿布を貼ったり、塗り薬をしたり、鍼や灸をしてみたこともありました。
それでも凝りによる詰まったような苦しさは取れませんでした。
しかし気功を行うことで、固くなったところに温かな気を通していく感覚。
この感覚がわかるようになってくる。
また、気功の基本的な姿勢は、下腹に重心を置き、上体の力が抜けてリラックスした状態です。
気功を行うようになってから、普段の自分の上体がいかに力が入っているかが分かるようになりました。
固くなったところに温かな気を流していくこと。
そして普段も自然に下腹に重心を置いて上体をリラックスした姿勢をとるようになったこと。
これらによって凝りもなくなっていきました。
実はこの首、肩の凝りですが、気功を体験してから現在まで、悩まされたことは一度もありません。
手足の冷えと同様、あれだけ悩まされていたのに、本当に驚きでした。
(なお、気功の体験と並行して、むつう整体を受けたこともあったため、そちらの効果もあったかもしれません。むつう整体の体験については、別の機会にお話ししたいと思います。)
Sponsored Link
さて、これまで体の変化についてお話ししてきました。
うつ病、パニック障害の不安、悲しみ、恐怖といった症状。
こうした心にも、何か変化があったのだろうか?
そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
心の状態にも一定の変化はありました。
気功を十分に練功して体に気が巡った状態のとき。
とてもリラックスして心地が良い状態を感じます。
このとき、心が明るく快活に感じられる。
感情の起伏がない穏やかな状態に感じられる。
そのような状態になることがありました。
もうひとつには、体の変化がもたらす心への影響です。
体の苦しい状態がだんだんと軽減されてくる。
それによって心の負担も軽減されてくる。
以前より体の症状の感覚に煩わされなくなった、ということです。
例えば、肩や首などの凝りが軽減される。
それは、自分の体が良い方向に向かっているという安心感につながりました。
特に、食欲が回復して外食ができるようになってきたこと。
これは、まともな社会生活を送れないのではないか、という将来の不安。
これを軽減して、希望をもたせてくれるものでした。
気功をした後に、心が落ち着いて明るく感じられる、ということはありました。
しかし心の症状である、不安、悲しみ、恐怖などの症状。
練功後に軽減されることもありましたが、普段のこれらが消えてなくなるということではありませんでした。
後日談ですが、これらの症状が消えてなくなったのは、物の見方、認識の変化。
こうした内面の変化によるところが大きかったです。
この部分については、別の機会にお話ししたいと思っています。
以上が、気功を行って感じた変化です。
これまでの内容をまとめると、以下のようになります。
体が温まる
手足の冷えがなくなる
汗をかいてデトックスする
緊張が取れてリラックスする
よく寝られる
食欲が回復する
体の歪みが矯正される
首、肩の凝りがとれる
また、心の変化としては、
心が明るく快活に感じられる
体の変化で心の負担が軽減される
そして、これらの変化のほか、
温かな気を感じるようになる
体がゆるんで気が通りやすくなる
下腹に重心を置いて、上体をリラックスした姿勢を自然にとるになる(日常の姿勢の変化)
といったこともありました。
さて、これらのお話しについて、極端に良いことをいっているのではないか。
そのように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これらはいずれも実際に感じたものでした。
私にとっては、それぐらいのインパクトで、体の変化を感じさせるものでした。
繰り返しますが、気功を行ってすぐに、これらの変化があったのではありません。
二年間の気功を行うなかで、こうした変化が起こってきました。
教室でのエピソード
これまで、私が気功を通じてどのように感じたかをお話ししてきました。
ここでは、教室であった印象的なエピソードをふたつほど紹介したいと思います。
ひとつは、心と体のつながりということを感じた出来事です。
ある日、教室が終わった後のことでした。
皆さんリラックスした状態で、横になって寝ていたりしました。
そうした中で、一人の女性が、涙を流して大泣きしていました。
特に教室でトラブルがあったというものではありません。
気功を行ったときに起こる現象でした。
気功をすることで、体に気が通ってゆるんでくる。
それにあわせて心がゆるみ、抑えていた感情が吐き出されてくる。
この話を聞き、出来事を見たときに思ったこと。
それは心身一如という言葉がありますが、まさに心と体は表裏一体だということでした。
この方以外にも、教室ではこうしたことが度々ありました。
私自身も気功をしているときに、胸の真ん中あたりに冷たいしこりのようなものを感じる。
そして、温かな気がなかなか通っていかない。
そうしたことを感じたこともありました。
心の状態が、このような形で体に表れてくる。
そして、この部分に気を通して温かくなるにつれて、心の状態がほどけてくるように感じる。
自らの体感としても、そのように感じたことがありました。
もうひとつは、うつ病の方が、教室に入ってきたときのことです。
四十代で家庭もある男性の方で、この病気で休職しているというお話しでした。
人生に悲観して、何もやる気が起こらない。
表情が暗く、落ち込んでいることが明らかにわかりました。
気功を行うときの動きも、自信なさげなどこか弱々しいものでした。
そうした状態がしばらく続いていたのですが、二か月ほど経った頃。
だんだんと表情が明るくなって、笑顔も見られるようになっていました。
それから間もなく、教室には顔を出さなくなり、仕事に復帰されたと聞きました。
この方の場合、およそ二、三か月で復帰されたことになります。
気功教室で、自分以外のうつ病の方に遭遇した出来事でした。
放鬆功
今回のお話しの最後に、体の力を抜いてゆるめていく。
この点について、教室で行っていた方法をひとつお話ししておきます。
教室では、いつも最後に放鬆功(ファンソンコウ)というものを行っていました。
(内養功とは別のものです。)
動きはまったくありません。
仰向けに寝ながら、体をゆるめていくものです。
仰向けに寝ながら、教師が「頭、顔をファンソーン」という声を聞きます。
そうしたら、頭、顔の部分を意識して脱力しゆるめていく。
ゆっくりとのびる「ファンソーン」の声とともに、そのようにしていきます。
これを頭から順に、胸、お腹、肩腕、脚と全身すべて行っていくというものです。
終わったときには、全身すべてが脱力した状態になります。
そして、そのまましばらく横になってリラックスするというものです。
教室では、内養功を十分に練功した後に行っていたため、よりリラックスすることができました。
そのまま鼾をかいて寝てしまう方もいました。
これは寝る前に、布団のうえで自分でも簡単に行うことができる方法です。
行ってみると、体が知らないうちにいかに緊張しているのか、というのがわかりました。
今回の記事では、お話しはこのあたりにしたいと思います。
いかがでしたか?
気功のお話しの前半ということでした。
前回までの内容とは、大きく違っている。
そのように感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
気功と出会ったことによって、それまでの流れとは大きく変わった。
自分でも振り返って、そのように感じています。
きっかけは、まったくの偶然によるものでした。
そして、この気功の体験をきっかけとして、この後、病気の克服に向けた流れができていきます。
じつは、私がこのサイトを運営しているのは、このほんのちょっとしたきっかけで何かを知ったことで、流れが変わることがある。
自身のこのような体験によるところもあります。
病気で苦しんでおられる方は、たまたま知る機会がなかっただけなのかもしれない。
私の体験をお話しして知ることで、何か変わるきっかけになるかもしれない。
そうした理由によるものです。
なお、今回のお話しでは、内養功を行うことでどのような効果を感じることができたのか。
ほとんどこのお話しが中心になりました。
気功で感じた体の変化を全体的に、お話しさせていただきました。
できるだけ具体的にイメージしやすいようにお話ししたつもりですが、これは実際にやってみないとわからないところもあります。
途中で紹介した、体の力を抜いて、下腹に重心を置いて両足で立つ。
この気功の基本姿勢と、ご自分の姿勢と比べてみる。
そのような形でも、参考にしてみていただければ幸いです。
最後に紹介した放鬆功も簡単にできますので、参考にしてみていただければと思います。
次回は、気功のお話しの後半になります。
これまで気功に関する全体的なお話しでしたが、次回は、よりうつ病、パニック障害に関連した内容になります。
気功を行うことで、気の流れを感じるようになってくる。
では、うつ病、パニック障害の症状は、この気の流れから見たときにどうなのか。
普段の症状があるときというのは、どのような気の状態なのだろうか?
気功をして落ち着いているときとの違いは、どのようなところにあるのだろうか?
例えば、息苦しさ、吐き気、ふらつき、腕の痺れ。
私も苦しめられたこうしたうつ病、パニック障害の症状が、どうして起こってくるのか。
今回のお話しでも、普段の姿勢との違いによる気づきをお話ししました。
次回では、さらにこれらの症状を気という視点で見たときの気づきについて、お話ししてみたいと思います。
そして、違いに気づいたうえで、どのように対処すればよいのか。
気功を行って落ち着いた状態を、いかに日常生活でも維持していくか。
このことが、後に自らの呼吸法を修得することにつながっていくことになります。
このあたりについてもお話ししていきます。
なお、今回のお話しは、実際に気功を行ってみないとわからない。
気功で改善した効果を話しするだけで、気功の宣伝のような内容になってしまっている。
気功の体験をお話ししたところですが、そのように感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし次回にお話しする、うつ病、パニック障害に関する気という視点での気づき。
これは、ご覧になっている皆さんが自分の体を振り返り、症状に対処するうえでも参考になるところがあるのではないか。
私自身、そのように期待しております。
それでは、あとがきがやや長くなりましたが、今回の記事は以上になります。
ご覧いただきありがとうございました!
以下、参考まで挙げておきます。
内養功を紹介した書籍
劉亜非著、藤井直樹訳 「医療気功 内養功」(Amazon)
管理人が東京で通った教室(普段通った公民館の教室は別のところです)
日本気功科学研究所 気功教室
内養功(易筋行気法)の動画(探してみたらYoutubeにありました)
内養功(易筋行気法)の動画