藤平光一著「中村天風と植芝盛平 氣の確立」を読んでみて|その意識の置き方

2022年9月22日

藤平光一著「中村天風と植芝盛平 氣の確立」(東洋経済新報社)

著者は合気道ではとても著名な方だそうですが、私はこれまで寡聞にも知りませんでした。
(管理人は武道にもスポーツにも興味がなく、どうもすみません。)

このサイトの記事でも取り上げている中村天風氏、また合気道の開祖として知られる植芝盛平氏と絡めて、著者の「氣」のお話しがされているのが目に止まり、初見で読んでみました。

主に著者が両氏に師事したときのエピソードと著者の来歴に関するエピソードの内容となっています。それに続いて、著者の「氣」に関する方法が簡単に紹介されています。

両氏と著者のエピソードもなかなか面白かったのですが、特に著者の「氣」に関する方法の紹介で、今回、特に気がついたことがありました。

管理人の過去の体験から、うつ病、パニック障害の克服にも役立つのではないかと思い、簡単に紹介させていただければと思います。

著者は「リラックス」の大切さとその極意を説いています。

合気道の開祖、植芝盛平氏は武道の達人でしたが、それは言い換えれば「リラックス」の達人でもあったと。

管理人はうつ病、パニック障害だったとき、体の緊張と強張り、息苦しさなどの症状に苦しめられました。吐き気、手足が冷える、フラフラするなどの症状も。

そして、気功と丹田呼吸を行う中で、それらが体の気が頭のほうに上ってしまうことによるものだと気がつきました。

その内容は、丹田に良い気を取り入れるには|体の悪い気を出すには の記事でお話ししましたので詳細は割愛しますが、簡単に言えば、それはいつも早く浅い呼吸をしていることや、悪い想念などでつねに頭に意識があり、また過熱していることだということでした。

これらの行動が、気をどんどん頭の方に上げることになっている。

そして、頭に上った気を下げるには、
・丹田に意識を置いて腹式呼吸をする(丹田呼吸)
・あるいはさらに効果的に気を下げる呼吸法をする
ということでした。

→効果的に気を丹田に下げる呼吸法とは?
【CHECK】うつ病、パニック障害を克服するときに修得した呼吸法

気を下げて丹田に入れるのに特に重要なのは、呼吸をするときに、
・お腹の臍下にある丹田に意識を置く
・横隔膜を下げるように呼吸をする
ということでした。

少し私の体験の経緯のお話しが長くなりましたが、今回紹介する本にどう関係してくるのか。

この本の最後の方で、著者の「リラックス」するための極意の一つとして、「体の重さ」に関する意識の置き方のお話しがあります。

私などが言うのもおこがましいですが、これは非常に簡明でわかりやすく、そして効果がある方法だと思います。

体の一番下に重さを置く。

管理人の体感では、丹田下から足にかけてのあたりにかけて重さを置く。
重さは当然、下に向かいます。

管理人がこの意識の方法をしてみたところ、確かに上体が自然にリラックスした状態になり、そして呼吸をしても自然に横隔膜が下がる状態になります。

つまり、肩や胸をふくらますのではなく、下方向の丹田に向けた呼吸になる。
意識の重心もかなり下の方になるため、とても安定しています。

管理人は気功の体験と息苦しさから、呼吸法によって克服をしました。
しかし意識を置き方でそうした状態にできる。

著者はいろいろな説明も、結局はひとつの状態のことを言っていると喝破していますが、たしかにシンプルな一言で十分なのだ。

そのように感じます。

ぜひ皆さんもこの意識の置き方をしてみて、自分の体が、先ほどお話しした状態になっているか感じてみてください。

もし同じような状態になっていれば、上がっていた気も自然と下に下がって丹田に収まる。
症状も緩和してくるのではないかと思います。

著者の「氣」の方法論、ご一読をおススメします。

藤平光一著「中村天風と植芝盛平 氣の確立」(東洋経済新報社)

以下は管理人が実際に克服したときの呼吸法を紹介した本です。
(気功、古神道などの体験を通じて独自に修得したもので、本記事の合氣道とは関係ありません。)

気を効果的に降ろして重心を安定させる方法です。
いつでもどこでもできて簡単です。

管理人は武道の達人でもありませんし、特別なことをしたわけでもありません。
それでもうつ病、パニック障害を克服し、以来症状はまったくありません。

こちらもご参考いただければ幸いです。


著者・管理人:柊 基博(Hiiragi Motohiro)


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