食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖を克服した方法について

2024年10月19日

食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖と並べていますが、いずれも病気のときに悩まされた症状です。最初は食欲不振で食べられなくなる、吐き気に悩まされるようになる、自分が吐くことを恐怖する嘔吐恐怖になる、といった具合に順になっていきました。

食欲不振については、この病気になる以前から、繰り返し悩まされた症状でもあります。

学生の頃には両親の転勤によって度々転居し、転校を繰り返したのですが、環境の変化へのストレスから胃部の痛みとともに食事ができなくなることがありました。病院で胃などを検査をしても問題なく、症状を繰り返す状態が続いていました。

大学生になってうつ病、パニック障害を発症してからは吐き気が酷く、さらに嘔吐恐怖となりましたが、病気を克服したときに、いずれの症状もすべてなくなりました。以降、これらの症状に悩まされたことはありません。以降、快適に食事ができる状態が続いています。

症状に悩まされていたときには、すべて解消されることはまったく想像できませんでした。体質による部分もあるのではないかと諦めてもいました。

では、どのようにして症状をすべて無くすことができたのか。本サイトのメイン記事で病気を克服した方法を紹介していますが、特にこれらの症状に悩む方にはどの方法がおすすめなのか。以下紹介していきたいと思います。

なお一口に食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖といっても、具体的にどのような状態だったのか。例えば、ご覧の方の状態と照らして参考になる部分もあるかもしれません。方法の紹介に入る前に、まずお話ししておきたいと思います。

食欲不振、吐き気、嘔吐障害の具体的な症状

一口に食欲不振、吐き気、嘔吐障害と言っても、具体的にどのような状態だったのか。同じような症状があるのか、あるいはどのような状態から克服できたのかなど、参考にしていただければと思います。

【食欲不振】
・空腹感はあるが食欲がわかず、食事を摂る気にならない。

【喉に詰まるような感覚】
・喉ぼとけのあたりに詰まる感覚がある。

【飲み込めない】
・口に食物を入れるとえずく感覚があって飲み込むことができない。症状が重いときには水も飲み込むことができない。

【呑気症】
・無意識に何度も空気を飲み込む。

【吐き気】
・食道から上にあがるような吐き気がある。特に外出しようとするとき、食物を見たり臭いを感じたときに強い吐き気が生じる。

【嘔吐恐怖】
・常に吐き気がある状態が続き、自分が吐くことに恐怖を感じるようになる。外出時に吐いて迷惑をかけてしまうという不安感が続く状態となる。

また、腹部の症状として以下がありました。

【胃部の痛み】
・胃部(みぞおちの辺り)が固くなって痛みを感じる。

【お腹にガスが溜まる】
・お腹がガスで張った状態が続くようになる。

うつ病、パニック障害の診断は大学生のときに受けましたが、先ほどお話ししたように、食欲不振や胃部の痛みなどはそれ以前から繰り返しあったものです。うつ病、パニック障害ではなくとも、ストレスなどの影響でこれらの症状がある方もおられるのではないでしょうか。

管理人の場合、これらの症状があって病院で内科の検査を受けても特に問題が見つかりませんでした。消化を促進する薬を処方され服用したり、病院以外にも鍼灸を試したり、栄養ドリンクやサプリを利用したりなどしましたが、根本的な改善には至りませんでした。

学校生活では給食を食べきることができず、大学生になって症状が増えてからは、食事できない姿を晒したくないという思いもあり、昼食を摂らずに過ごすことも多かったです。食事することが、極めて苦痛でもありました。

もちろん食欲がないから食事をしなくとも大丈夫というわけではなく、顔の頬がかなりこけ、痩せていました。立ち眩みをおこすこともよくありました。

また、普通は当然に行う食事ができないということから、今後、まともに社会生活をすることができないのではないかという不安感に悩まされました。食欲不振などの症状は長年、繰り返してきており、どのようにすれば脱することができるのか展望を持つこともできませんでした。このように、これらの症状は心理面にも良い影響をもたらしませんでした。

ここまでお話ししてきて繰り返しになりますが、うつ病、パニック障害を克服した後、これらの症状、悩みはいずれもありません。少食や胃部が痛くなるのは体質によるものと諦めていましたが、まったくそうではありませんでした。うつ病、パニック障害を克服したとき、同時にすべて消滅してしまったのです。

病気を克服する過程において、その要因となる気づきと対処法を得たということがあります。以下にその気づきがどのようなものであったのかお話しし、これらの症状への対処法として本サイトの記事で紹介しているどの方法が良いのか紹介したいと思います。

食欲は人間の三大欲求にも挙げられ、食事は本来ならば、楽しく快楽をもたらす行為のはずです。それが苦痛であることは、とても残念なことです。

同じような症状がある方は、以下のお話しを参考にしていただければ幸いです。

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食欲不振、吐き気、嘔吐障害に対する気づきと対処法

管理人が病気だったときに体験した中に、気功があります。中国の北載河発祥の医療気功で内養功(易筋行気法)というものです。なお、予めお断りしておきますが、気功をお勧めすることが目的ではありません。

この体験をお話しするのは、それまでの自分の体に対する見方を変えるきっかけとなり、その見方によって気づいた内容を理解していただくためにお話ししています。そしてそれが対処法につながっていきました。

まず、自分の体の見方が変わる、とはどのようなことなのか。

例えば吐き気や胃部に痛みなどの症状があるとき、一般的には、胃や腸の状態が悪く、消化が適切になされていなかったり神経が痛みを感じていたりするためと認識するのではないでしょうか。これらの症状があるときには、管理人も手で胃部をさすったり指圧したりするなどして、体のその部分が固くなっていることを確認したりしていました

気功を体験してからは、もちろん常識としてこれらの認識はあるのですが、自分の体に対してもう一つの見方が加わりました。それは自分の体を気という視点で感じるようになったということです。

(以下、「気」のお話しがしばらく続きます。しかし気を感じるようになれ、というお話しではなく、この見方から得られた気づきを理解していただくことが目的です。気という言葉に馴染みがない方も、最後までご覧いただければ幸いです。)

気の視点で感じるようになったとは、どのようなことなのか。気功では体に気というエネルギーが流れているとされていますが、しばらく行っていくうちに、手に温かな気を感じるようになりました。また、体の流れにくくなっている部分などもなんとなくわかるようになりました。この気の視点によって症状を感じてみたとき、不思議と受ける感覚にも変化がありました。

では、先ほどの吐き気や胃部の痛みの症状があるとき、気の視点では、自分の体がどのように感じられたのか。

やはり胃の辺りが冷たくなっており、気が通りにくい状態になっていること、そして、体の気が頭の方へ上がる流れになっていることがわかりました。このため、首から下の気が不足して、体に巡らない状態になっているということです。

上がる流れになっているので吐き気が生じ、首から下の気が不足してお腹の辺りが冷えてしまっている。お腹の臍下の一帯を丹田と言いますが、この丹田は体の気のエネルギーの根源であるとともに、体に気を巡らせるポンプにあたるものです。この丹田の気が不足して冷えた状態になり、気が体に巡らなくなっているということです。

また管理人の場合、頭に気が上がって体に巡らなくなることは、腕の冷えや痺れ、ふらつきや立ち眩み、体のだるさ、体の強張りや緊張などの症状にもつながっていることが感じられました。

上記の気づきや状態を解消するための丹田呼吸の方法を、以下のメイン記事で紹介しています。これまでのお話しにご興味のある方は、ご覧いただければと思います。

気を下げて丹田に入れることで症状を落ち着かせる方法
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害の克服を「気」という視点でお話しします。うつ病、パニック障害のときに、なぜ丹田呼吸で「気を下げる」必要があるのか。その理由と方法をあわせて紹介しています。

上記のほか、管理人が自ら修得した呼吸法があります。修得した経緯としては、以下のことがあります。

吐き気などの症状は、外出先で突然に強くなったりすることがありました。丹田呼吸は優れた方法だと感じていますが、繰り返し行うことで効果が徐々に現れてくるものです。電車の中や外食中、人混みの中で症状が現れたとき、迅速かつ効果的に対処できる方法が必要です。そのためには、より効果的に気を下げることで落ち着かせるということです。

先ほどお話しした気づきを踏まえて、これらの課題の解決を図りながら自ら修得したものが、以下のメイン記事で紹介している呼吸法になります。修得すれば、数回行うことで効果的に気を丹田に下げることができるようになります。なお方法はシンプルで、体を動かすこともなく、いつでもどこでもできます。

呼吸法を行うことで、気が押し下がって下腹が温かく感じられ、吐き気が収まり、食欲が出てくる感覚がありました。呼吸法を行うと口に唾液が多く出ることもあります。また、横隔膜を下げるようにしてお腹で呼吸し、お腹のガスによる張りが解消されることもありました。呑気症(無意識に空気を飲み込む)についても、症状があるときにはやや上体が緊張しており、気を下げるように呼吸することで症状は収まりました。

ご興味のある方は、ご覧いただければ幸いです。

うつ病、パニック障害を克服する過程で修得した呼吸法
この記事では、管理人の体験から、うつ病、パニック障害を克服する過程で行った「呼吸法」を紹介しています。また、管理人が克服する過程で「自ら修得した呼吸法」についても触れています。

このほか、関連記事から、以下の記事をおすすめしたいと思います。

愛を意識することによる気の流れの変化について|胸の気の滞りを解消する
胸のあたりの不快な症状に対して、愛を意識するようにしたときに身体の気の流れが変わって、改善に効果を感じたというお話しを紹介しています。

こちらの記事は、吐き気など胸の辺りの不快な症状が、意識を変えることでその状態が変化したというお話しになります。愛という言葉にやや宗教的な印象を受ける方もおられるかもしれませんが、方法の紹介としてお話ししていますので、ご興味のある方はご覧いただければと思います。

藤平光一著「中村天風と植芝盛平 氣の確立」を読んでみて|その意識の置き方
本著で紹介している意識の置き方は、メイン記事でお話しした管理人の体験による「気の視点」からの気づきと共通性があるように感じられました。メイン記事の呼吸法などにも参考になると思います。

こちらの記事は、先ほど気を下げる必要性についてお話ししましたが、意識の置き方によっても気を下げる効果が得られるというものです。同様に気を下げるための呼吸法の理解にも役立つと思いますので、ご興味のある方はご覧いただければと思います。

最後に、嘔吐恐怖への対処について、補足しておきたいと思います。

食欲不振、吐き気については、先ほどお話しした気づきを踏まえて、呼吸法などによって気を丹田に下げることで対処できると思いますが、嘔吐恐怖については、さらにメンタルに起因する部分が大きいと感じています。

しかし管理人の場合、食欲不振、吐き気の症状が緩和されてから、嘔吐恐怖の症状は自然に解消されていきました。外出時に強い吐き気などあったのですが、普通に食事が取れる状態になってからは、できなかった外食なども徐々に馴らしていくようにして、解消されるまでそれほどかかりませんでした。

このため、これまで紹介した記事の方法で対処できると思いますが、メンタルの部分については、必要に応じて以下の記事も参考にしていただければ幸いです。

うつ病、パニック障害で揺らがない心にする方法
この記事では、管理人の体験から、つ病、パニック障害で揺らがない心にする「意識づけの方法」を紹介しています。完全に克服する上で「特に重要なポイント」だと考えています。

今回の記事は、以上になります。管理人の場合、薬を飲んでも、サプリを飲んでも解消されませんでしたが、これらの方法によってうつ病、パニック障害の克服と同時に、完全に解消することができました。以降、これらに悩まされたことはありません。

この記事をご覧になった方が、これらの対処法を紹介した記事によって、食欲不振、吐き気、嘔吐恐怖の症状から解放されることを願っております。ご覧いただきありがとうございました。


著者・管理人:柊 基博(Hiiragi Motohiro)


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メイン記事

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この記事では、高校生活の中盤から体調が変化し、大学進学後に発症して病院で診断を受けるまでの経緯についてお話ししています。
うつ病、パニック障害を克服するまでの途 Ⅱ ー通院、カウンセリングと投薬治療ー
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この記事では、MRA(MMRI)という機械で心身の波動を測定し、改善するための波動水を作製して飲むという体験がどのようなものだったのかお話ししています。

(克服過程の続きは現在、作成中です)

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