うつ病、パニック障害を克服した体験談(3)

2020年9月17日

このサイトは、私こと管理人が、うつ病、パニック障害を克服する際に体験したさまざまな方法を紹介しています。当然ですが、ここで紹介している方法は、管理人自身が実際に体験し、効果を体感したものです

以下、サイトの構成です。
ポイントとなる部分を「トピック」として青いボックスで示しており、その部分を見れば、一目で方法がわかるようにしています。
▸ 「トピック」の内容を、管理人の体感をもとに補足した「管理人の補足」を、水色のボックスで示して、紹介しています。実際にされる際に参考にしてください。

はじめに

今回の体験談(3)では、呼吸法について取り上げてみたいと思います。

呼吸といえば、通常、私たちは格別に意識せず、無意識に呼吸を行っています。そして、問題がないときには穏やかな呼吸ですが、興奮すれば短く大きく荒くなり、緊張すれば浅く短い呼吸になるといったことは、誰しも体感することだと思います。

先ほどの例のように、心の状態と呼吸というのは密接に関係していて、心の状態が呼吸に反映されるというのがありますが、逆に呼吸をコントロールすることで、無意識を含めた心にアプローチするという方法ということが言えるかなと思います。もちろん今回紹介する呼吸法についても、管理人自身が実際に効果を体感したものです。

呼吸法については、すでに体験談(1)の気功の項目で丹田呼吸を紹介しています。臍の下あたりにある丹田に意識を置いて、気を落とすというものです。こちらは基本的なものですが、今回は、さらに応用的な方法として、二つ紹介させていただきます。

一つは古来の古神道で継承されている方法です。もう一つは、気功の逆腹式呼吸をもとに管理人がアレンジした呼吸法があります。

さらに今回は、呼吸法のほか、無意識の暗示の作用について、管理人が病気を克服する体験をし た途上で、注意したほうがよいのではないかと感じた点を紹介したいと思います。無意識を活用した方法は、体験談(1)で中村天風氏の提案する方法を紹介していますが、原理としてはそれを踏まえた上での注意点ということになります。こちらも参考にしていただければ幸いです。

それではまず、呼吸法を管理人が体感した効果とともに以下、紹介していきたいと思います。

 

神道の呼吸法

管理人はうつ病、パニック障害のとき、呼吸が浅く深呼吸ができず、肩で息をしているような状態(過換気症候気味)、また胸のあたりにモヤモヤするような不快感がありました。そして、体験談(1)の気功(丹田呼吸)の項目でもお話ししましたが、意識がいつも頭にあがっており、体の気全体も上にあがっていく傾向があるように感じました。

体験上この方法は、そうした状態に対処するのに効果的だったように感じました。体験談(1)で紹介した丹田呼吸も気を下げて落ち着かせる方法ではあるのですが、この呼吸法はこの点、さらに強くそうした効果があるのではと感じます。

それでは、以下、管理人の感じた効果の体感をもとにこの方法を紹介していきたいと思います。

この呼吸法は神道のなかでも、古神道において古くから伝わる行法のひとつです。古神道では、心は放っておくとフワフワと浮いてしまっているため、鎮魂帰神と呼ばれる、お腹に魂(心)を鎮めることが大切だと言われており、その作法の一つとして、 この呼吸法があります。

それでは方法の紹介ですが、以下のポイントにあるように呼吸を行います。姿勢は普通、胡坐(あぐら)で行いますが、椅子に座っていても問題はありません。場所も制限はなく、どこでも行うことができます。

ポイントは以下のとおりです。なお、こちらの記事は古神道での管理人の体験をもとに作成しています。(古神道の詳細は、関連書籍の紹介をご覧ください。)

ポイント1 息をすべて吐き出す(体を少し前に折ってしてもよい)

2 静かに鼻から息を吸う。胸の上方に吸い込む〔胸式呼吸〕

  (体を起こしながら。吸うとき肩をすこし上げるようにしてもよい)

3 息を止める

  (肛門を軽く閉めるようにする)

4 止めた息を横隔膜を下げるように、下腹まで押し下げ、七~八秒数える

  (押し下げたとき下腹は出っ張らせる感じ。息を止めたまま数える)

5 息を吐き出す〔=1〕

  (肛門を緩める)

この呼吸を五~六回ほど繰り返す


また、呼吸に合わせて、以下のような意念をするとより良いです

   息を吐く:全身の汚れが息とともに出ていく

   息を吸う:清浄なエネルギーが入ってくる

     息を止める:臍下の下腹(丹田)に吸い込んだエネルギーが集中し、蓄えられる

 

管理人の補足・体を前に折る、体を起こすといった動作は、息を吐き切る、あるいは胸の上部に息を入れるための補助的な動作で、特に慣れるまでは行った方が体感的にわかりやすいかなとも感じます。

・呼吸法に慣れず息が苦しくなるようであれば、連続して行わず、間に一拍、普通の呼吸を入れて行うようにしていただいて構いません。この方法を行うときには、管理人もそのようにしていました無理のないよう行うようにしてください。

ポイントは胸の上部に吸い込んだ「息を落とす」ところだと思います。体感的に「横隔膜を下げる」ということがわかりにくければ、息をぐっと下腹のほうに落とすようにイメージするという感覚です。そして、臍下あたりにある丹田にエネルギーを込めるようにし、息を七~八秒ほど止めるという感覚です。

・息を吸う、吐く動作は、普通に呼吸するときよりゆっくりするようにします。息を止めて数を数えるときも、早すぎずテンポよく数えるようにします。慣れてくれば、より長くゆっくりするようにしていただいて構いません。

・管理人はこの呼吸法を行った後、体験談(1)で紹介した普通の丹田呼吸をゆっくり数回、行うようにしていました。

・管理人の体感としては、この呼吸法を行った後は雑念などが消えて意識がクリアになる感覚、息を吐き切って体から汚れた気を出すことで、体全体がスッキリするように感じました

・ポイントで紹介した内容は息を吸ってすぐに胸から丹田に落としますが、息を吸い、胸にある段階で五~六秒止めて、さらに下腹に落として五~六秒とする方法もあります。管理人は最初、この方法で行っていました。管理人個人の体感としては、こちらの方が意識がすっきりとする効果は強いかなと感じますが、今回ポイントで紹介したすぐに落とす方法のほうが体への負担は少ないようにも感じました。このため、今回のポイントではこちらを紹介しています。

この呼吸法を行うことで、管理人に体感された効果としては、気が下がって意識がクリアになってくるほか、お腹の調子が良くなり、食欲が戻ったということがあります。これは息を落とすときに横隔膜が下がることで、お腹をマッサージするような刺激があるためともいわれています。また、気が上からお腹に下がることで、上にあがろうとする吐き気が随分と軽減されました。

何よりも気を下の丹田に落とすという点では、通常の丹田呼吸よりもこちらの方が効果は強力であると感じます

また、胸のモヤモヤした感覚からの解放にも、体感上効果があると感じました。この感覚はなったことのない人には説明しづらく、胸の肺のあたりに感じる感覚なのですが、息を肺に吸って落とし吐き切るという動作を行うことで、このモヤモヤの感覚がほぼなくなる感覚がありました。

それと同時に、胸(肺)が緩んでいく感覚が感じられました。このとき、胸のあたりが如何に緊張していたかということが感覚としてわかり、胸のモヤモヤ感というのは、胸(肺)が緊張していることと関係しているのかなとも感じました。

このほか、病気のときには、呼吸が浅い状態(過換気状態)が続いていたのですが、この改善にも効果があったと感じました。病気のときは、肩で浅く呼吸をしていて、深く息を吸い込めず、そして、胸の上部に何か空気が溜まっているかのような不快感がありました。これも先ほどの動作によって、不快な感覚が解消された記憶があります。やはりこれも、胸(肺)のあたりが緊張していたことに由来するのかなと感じました。

そしてこの呼吸法を繰り返し行うことによって、気を上のほうから落としてお腹(丹田)に気が蓄えられることで、全体としてどっしりと落ち着いてくるのがわかります。体の気が全体として頭の上のほうにあると、いわゆる頭デッカチの状態で、どうしてもフラフラする不安的な状態になってしまいます。これを緩和することができます。

また、何よりも症状が起こったときに対する対処法を知っているという安心感が、日頃の意識を症状に対する不安からそらすことで、さらに症状の発生を低下させていくということもあったかと思います。

ぜひ試してみていただければと思います。

 

逆腹式呼吸

それでは、神道の呼吸法と同じように、気を下に落とす呼吸法を紹介していきます。
体験談(1)の気功の項目で、気功の基本として丹田呼吸を紹介しました。臍下の下腹(丹田)に意識を置いて呼吸をするというもので、これによって気が丹田に下がり、全身に気が流れるというものでした。

こちらの丹田呼吸は、いわゆる一般的な「腹式呼吸」で、息を吸うときにはお腹が膨らみ、息を吐くときにはお腹が凹むというものです。これは基本的でシンプルなものですが、今回紹介する のはそれとは異なる「逆腹式呼吸」というものです。

通常、呼吸をするときには、胸式呼吸であれば胸が広がってしぼむ、腹式呼吸であればお腹が広がってしぼみ、息はそのまま出ていくというだけの動きですが、今回紹介する「逆腹式呼吸」は効果的に気を丹田に落とすという点で、いずれとも違った動きになります。

ポイント〔逆腹式呼吸〕

1 息を吸うときに胸が拡張する〔胸式呼吸〕(なお、お腹は膨らまない)

 息を吐くときに胸は収縮し、下腹が膨らむ


また、呼吸に合わせて以下のように意念します

 息を吸う:気のエネルギーが入ってくる

 息を吐く:吸ったエネルギーが下腹の丹田に向けて流れ込む

普通、腹式呼吸をするときにはお腹が膨れて吐くときにしぼむものですが、この呼吸法ではこの動きが逆になるため「逆腹式」呼ばれています。気功の動作を行うときに、その動きに合わせて行うものですが、呼吸のみ行ってみても、胸で吸った息を、気とともに丹田に流し落とすという体感が感じられました。

先にも述べたように、うつ病、パニック障害だったときには、常に吐き気があって体の気が頭のほうに上がりやすい傾向にあったため、先ほどの神道の呼吸法と同様に、気を下に落として丹田 に蓄えるという点で同じような効果が感じられた方法です。こちらの方法は、先ほどの神道の呼吸法よりは簡便でわかりやすい方法かなとも思います。

【作成中】

〔参考〕呼吸法あれこれ

このほか、呼吸法といえば、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、以下の書籍で紹介している塩谷氏のものも著名です。管理人自身は紹介した方法を行っていて、塩谷氏の呼吸法は試しに行ったのみですが、また違った感覚が感じられた覚えがあります。関連書籍をご参考まで紹介しておきます。

また、体験談(1)、(2)で紹介している中村天風氏も、クンハバカと呼ばれるインド式の呼吸法をしていたことが知られています。さらに、体験談(1)で紹介した神道家の黒住宗忠氏も、陽気を下腹(丹田)に収めることが大切であると説いていました。

「肚(はら)を練る」などという言葉がありますが、私が今回紹介した呼吸法を含めて、これらの方法に共通することとして、「丹田に落として溜める」ことが挙げられるかと思います。ご参考まで。

>>関連書籍の紹介へ

 


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