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復職時の心構え

復職するための条件


標準的な会社の労働時間は8時間です。
休み時間、通勤時間を含めると11時間になるでしょうか。
土日が休みとしても、週5日働かなければなりません。
また、残業があれば、それだけ労働時間が長くなります。


まずは、それだけの労働時間に耐えれるかどうかが復職の大きな条件になります。


今のあなたにそれだけの耐久力があるでしょうか?
耐久力とは、身体だけでなく、もちろん心の耐久力が含まれます。


職場で仕事をしている自分をシュミレーションしてみるとよいでしょう。
抑うつ気分が再燃すれば、まだ復職は早いと考えるべきです。


また、勤務の開始時間までに起きれるかどうかもポイントになります
休職中は、どうしても朝起きるのが遅くなりがちです。
休んでいる間にも、少しずつ起床時間を早める努力をしなければいけません。


長時間に渡って何かをすることができるかというのも気をつけなければいけません。
仕事は、休憩を挟んでも、4~5時間は連続します。
休職中に、何でもいいので、連続した作業に挑戦し、時間を延ばす工夫をしてみてください。


職場に復帰すると、他人とのコミュニケーションも必要となります。
人と話すのはエネルギーのいるものであり、疲れやすいものです。
自宅にいては、他人と話す機会というものがありません。
買い物に出かけたり、娯楽施設に通ったりして、他の人と話す機会を作るようにしましょう。


リハビリ出勤


うつ病の再発を防ぎ、仕事に徐々に慣れるために、リハビリ出勤が非常に効果的です。


リハビリ出勤とは、勤務時間は、朝遅めに出勤して午後早めに帰宅したり、午前中だけの出勤にしたりします。
日数も、週2日程の勤務から、週3~4日へと徐々に延ばしていきます。
仕事の内容も、始めは、雑務だけにし、少しずつ仕事のカンを取り戻すようにします。


そうして、約1~2ヶ月でフル稼動するようにもっていきます。


あなたの会社にリハビリ出勤の制度があるなら、是非利用しましょう。


リハビリ出勤の制度がない場合でも、あなたが積極的に提案してみることです。
最近はうつ病に対する会社の理解も深まってきています。
あなたが提案すれば、会社側も納得してくれるものと思います。


ここでも、うつ病の治療の主役はあなた自身であるということを忘れないでください。


復職だけが人生ではないということ


多くの方は、休職した後、元いた職場に復帰したいと考えていると思います。


しかし、会社によっては、解雇したり、人事異動を行ったり、自分の希望通りにいかないこともあります。
他の職場を探しても、今の不景気な世の中では、再就職は難しいかもしれません。


そういう状況に陥ったとき、どうするのか、よく考えてほしいと思います。


あなたは、うつ病という大きな人生のターニングポイントを経験しました。
そして、うつ病を治すために休職という大きな選択をしました。
今までの価値観が大きく変わるほどの出来事だったはずです。


そこで、元にいた職場に戻ることだけが人生なのかと疑問を感じる方も出てくるのではないかと思います。


今までは、会社内のキャリアアップに力を注いできました。
しかし、うつ病で休職し、自分のキャリアを考える時間ができました。
そうすると、元の職場で働く以外にも、自分の役割や可能性について新たな気づきが生まれるかもしれません。


もちろん、元にいた職場に戻ることが一番よいと判断できたら、それがよいでしょう。
でも、それがうまくいかなかった場合も、柔軟に考えるようにするべきです。


何も元の場所に戻ることだけが人生ではありません。
自分の限界を把握し、そのなかで、最善の生き方を見つけるのが大切だと思います。


人間、生きていさえすれば、何とかなると気楽に考えることです。


うつによる休職が、人生の見つめ直しを行うよい機会となるようにしましょう。

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