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相手に共感しましょう

うつ病は経験した人にしかその辛さは分らないとは言いましたが、うつ病患者さんの気持ちに共感してあげましょう。


共感することによって、相手は大きな安心感を得れます。


共感とは、ただ単に頭で理解するだけではなく、


「ほんとにそう感じているんだなぁ」
「そう感じるのは当然だなぁ」


と、相手の身になって感じることが共感です。



ただ、相手が辛い気持ちのとき、あまり「分かる」という言葉は使わない方がよいようです。
「そんなに簡単に分かるはずないだろ」と、人によってはかえって気分を悪くする恐れがあるからです。


「分かる」という言葉は使わないで、「分かる」というメッセージを伝える ―
難しいようですが、これが、うつ病患者に対する共感の仕方です。


「そうだね」「それは~だね」「当たり前だよ」「そりゃそうだよ」
以上のような言葉を巧みに使う必要があります。


一例をあげると、


患者さん「昨日、ほとんど眠れなかった。体がだるいよ。」


あなた「そうだね。」


患者さん「今日、病院の待ち時間が長くて、疲れてしまったよ。」


あなた「私でも疲れるよ。そりゃそうだよ。」



こういう感じで、共感を伝えてみてください。
すると、相手も安心感が得られ、かなり気が楽になるはずです。



共感というのは、本当に重要です。


私が大阪の実家にいたとき、涙ながらに、母親に「みんなに迷惑かけて、死にたい」と言ったことがありましたが、母親は「そんな弱気なことでどうすんの。しっかりし!」と返しました。
このときは、本当に腹が立ちました。


一概に、母親を責めることはできませんが、もっとうつ病に対する理解をしてほしかったと思います。


逆に、発病時、東京にいたとき、友人の一人(女性)に電話をし、精神科に通うことを告げたところ、彼女は、「うんうん、今まで頑張ってきたんだから。疲れるのも仕方ないよ。」と言ってくれました。
この言葉に、私はかなり気分が楽になったのを覚えています。
彼女は、妻の人格障害で私が悩まされていたのを知っており、何かと気遣ってくれていました。


そして、実は、彼女自身もうつ病を経験したことがあったのです。


これは、まさに共感だったと思います。


彼女とは、今でも連絡を取り合う親友です。


私の経験も踏まえ、うつ病患者さんの気持ちを汲み取ることはいかに重要であるかを認識してほしいと思います。


できれば、うつ病患者さんと共に病院へ通ってみてください。
主治医の先生からも、色々アドバイスが聴けると思います。

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アルブチン