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発病時(東京での生活)

私がうつ病を発症したのは、2006年の春のことです。


出身は大阪でしたが、東京の大学に進学し、そのまま東京の会社に就職しました。
大きな会社ではありませんでしたが、仕事は順調で、充実していました。


ただ、ひとつ大きな悩みを抱えていました。
それは、私の妻(当時は彼女)が
境界性人格障害を患っていることでした


当時、つき合い始めて4年程経っていましたが、
その間、リストカットの自傷行為や浮気、そして自殺未遂・・・
年を経るごとに、妻の状態はひどくなり、ほとんど部屋から出れない状態にまで陥りました。


そんな状況なので、妻とは同棲することになり、妻は家事のみに専念し、
私が経済的にも妻を支えることになりました。


そんなある日、会社で幹部候補として働かないかという話が持ち上がり、
これはチャンスとばかりに、引き受けることにしました。


しかし、仕事は激務、妻の状態も芳しくなく、
いつしか、精神的に追い詰められ、体調も崩してしまいました。
睡眠もろくにとれず、仕事中も集中力に欠け、
上司と話すだけでも異常に緊張して動悸がするという状態が続きました。



さすがに、このままでは大変なことになると思い、
思い切って、心療内科に通うことを決心します。
職場から少し離れたクリニックに通うことにしましたが、このクリニックの先生はいい先生でした。


診断結果は、中程度のうつ病でした。


また、先生の話によると、
妻が境界性人格障害で、それに振り回されて、夫がうつ病になるというのは、
よくあるケースだそうです。


処方されたのは、抗うつ薬と睡眠導入剤。
うつ病に関する知識はそれなりにあったので、
薬の効果が出るまで2週間くらいはかかるというのは知っていました。


ところが、不思議なことに、睡眠導入剤を飲むと、しばらくして心地よい眠気が襲ってきて、
今までほとんど寝れなかったのに、ぐっすり眠ることができたのです。

そして、次の日の朝、心地よさはまだ残っていて、非常にいい気分でした。
仕事中も、その心地よさは持続し、それまで感じていた緊張や動悸も治まりました。
たった、1日で、私のうつは劇的によくなったのです。


でも、ここで頑張り過ぎるとよくありません。
出来るだけ、仕事を八分くらいのペースでこなすように心掛けました。


そんななか、今度は職場が変わることになりました。
仕方がないので、病院も、自宅近くの総合病院の精神科に通うことにしました。


ところが、変わった職場では、また激務。
さらに、今まで効いていた睡眠導入剤で、眠れなくなってきました。


睡眠導入剤の量を増やしてもらうことで、眠れるようにはなりましたが、
もう、以前のような心地よさを取り戻すことが出来ませんでした。


病院で薬を色々変えてもらいましたが、私のうつの症状は、どんどんひどくなる一方。


いつしか、私の頭の中に「自殺」の2文字が浮かぶようになりました。
このまま、この会社で仕事をしていたら、自分は自殺をするなと確信しました。
そして、会社を休職し、そのまま辞めることにしたのです。


2007年の春のことでした。


今考えると、会社を退職するのは、もっと慎重に判断すべきでした。

うつ病のときは、重大な決断は控えるべきと、よく言われます。


しかも、私は、うつ病であることを会社に隠し、退職しました。
うつ病を患っていることに対して、後ろめたさを感じていたからです。


しかし、うつ病であることを正直に会社に話すべきでした。


うつ病で休職しても、傷病手当金などを受け取れる可能性はあったはずです。
十分な休養をとれば、会社に復帰することも出来たかもしれません。
自分の症状について、会社と相談すれば、会社側も理解を示してくれたかもしれません。


そういう努力をせずに、逃げるように、私は会社を退職してしまいました。


皆さんは、決して、簡単に会社を辞めるということはしないでください。

医師とよく相談したうえで、会社と直接相談しにくいなら、
産業医や話しやすい上司とよく相談すべきです。

そして、十分な休養が必要なら休職し、復職へ向けてしっかりリハビリを行いましょう。
私のように、逃げるようなことだけはしないでほしいと思います。


もう一つ、反省点があります。


それは、睡眠導入剤に頼りすぎたということです。

最初にかかった先生が言っていましたが、
土日くらいは、睡眠導入剤に頼らず、自然に寝れるように訓練しておいた方がいいよと。

私は、この助言を無視し、とにかく気持ちがよくなるので、睡眠導入剤を飲み続けました。
そうするうちに、耐性がついてしまったのだと思います。
特に、睡眠導入剤や抗不安薬は耐性と依存性を生じやすいものです。

皆さんは、薬に頼りすぎないように注意してほしいと思います。

薬に依存しすぎないこと

これが一つ目の教訓です。

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