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「道は開ける」 うつ病の改善・予防・再発防止に役立つ書籍

D・カーネギーの著書に「道は開ける」という書籍があります。

彼の著作では、「人を動かす」が最も有名でしょう。
ですが、「道は開ける」も優るとも劣らないくらい有名な本です。

どちらも自己啓発書の金字塔と言えるものですが、
「人を動かす」は、セールスノウハウを凝縮したビジネス書的な色合いが強い感じがします。

それに対して、「道は開ける」は、
人間に共通する悩み、不安の解消法が記された書籍です。

それゆえに、不安や心配事と深い関係にあるうつ病に対して、
その予防策から改善法、再発防止に至るまで、
得られることが多い本だと思います。

内容としては、豊富な実例をもとに、
その苦境や心配事をどのように解決していったのかという具体的措置が記されており、
それを丁寧に体系づけているものとなっています。

人間は、自分にとって不快な出来事、不安な出来事に遭遇すると、
どうしても悲観的になり、思考力、行動力が鈍ってしまいます。
何らかの行動をとるにしても、感情で突き動かされてしまい、
論理的に考えることができなくなる場合が多いものです。

「道は開ける」は、そういったネガティブな感情を、
いかに理屈で理論立てて解消し、
心の平安を保つにはどうしたらよいのか?
ということが、一貫したテーマとなっています。

感情を理屈で何とかしようと聞くと、
そんなことできっこないと考えてしまう方もいるかもしれません。
確かにどうしてもうまくできない方もいるでしょう。

ですが、この方法によって、少しでも状態が改善する方もいるはずです。

例えば、本の終盤で、
「不眠症で悩まないために」という章があります。

実例として、不眠症にかかった弁護士の話が出てきます。
どう頑張っても不眠症がよくならなかったので、
彼は、あきらめ、その運命を受け入れます。

そして、眠れないときは、仕事や読書をして過ごしたため、
たいていの人が仕事を始めようというときには、
彼は、仕事の半分は片付いていました。

そのおかげで、かの弁護士は国際的に有名な法律学者にまでなることができました。

彼は、一生熟睡というものを経験したことはありませんでしたが、
81歳という長寿をまっとうしました。

ここで、強調されていることは、

「睡眠不足自体が原因で亡くなった人はいない」

ということ。

不眠症が問題なのは、
眠れないことを悩むことで精神の状態が悪化してしまうということです。

それを防ぐために、
眠れないときがあれば、無理に寝ようせず、
仕事をするなり、読書をするなり、体を動かすなりして、
眠れるときがくれば、そのときに寝ればよいという考え方をすればよいわけです。

といった感じで、
心配事や悩み事を、冷静に論理立てて対策を行い、
解消するための方法が豊富に載っています。

たかが、本1冊で、人生に大きな効果をもたらすものではない
と考える方もいるかもしれません。

ですが、自己啓発書、偉人の自伝、名作と言われる小説などを、
自分の人生を変えた1冊として、座右の書としている方も多いものです。

「道は開ける」で、現在うつ病で苦しんでいる方の病気が治るなんてことは言えませんが、
たとえ、小さくともうつ病の改善の一助にはなるものと思います。

少なくとも、私はこの1冊で、
多少なりとも、うつ病に対する取り組みが変わったのは間違いないところです。




「道は開ける」の効果的な読み方


「道は開ける」は440ページほどあります。
いわゆる自己啓発本の類なので、これくらいのページ数は普通なんですが。

かといって、うつ病で落ち込んでいるときなどに、
これだけのページ数の書籍を読むのはかなり大変だと思います。
読む気さえおきないということもあるでしょう。

なので、無理して全てを読まなくてもよいんです。


私も最初は2回ほど通読しましたが、
今では、自分の状況に当てはまるところだけ読むようにしています。

現在、自分がどういう状況で悩んでいるのか、落ち込んでいるのか、イライラしているのか?

それとマッチする該当箇所を目次で探して、
当てはまる部分を読むようにするわけです。

「道は開ける」は、いわば、「お悩み解決事例集」といった感じなので、
辞書的に活用するということです。


もちろん、最初は何度か通読するのが好ましいと思いますが、
それだけの気力がなければ、
今の自分の悩みに当てはまる部分のみ読むだけで、OKです。

ご参考までに!

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