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低血糖症

概要


低血糖症とは、血糖値の乱高下によって、心身に様々な障害をきたす症状のことです。


お菓子類や清涼飲料水などの糖質の高いものを多く摂る生活が長く続くと、
すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、必要量以上のインスリンを分泌するなどして、
常に血糖値が下がり過ぎた状態が続きます。
この状態に陥ると、不安、めまい、疲労、気力・集中力の低下を招きます。


そこで脳は、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリンの分泌を促し、
体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出します。
このとき分泌されるアドレナリンの作用により、
身体が震えたり、汗をかいたり、心臓がドキドキするなど、不快な反応が引き起こされます。


うつ病の症状と似ていますが、
低血糖症はうつ病とは別物と考えられています


しかし、現代人の乱れた食生活から、
低血糖症に陥っている人は増加していると言われています。


問題なのは、日本では、低血糖症が医師たちの間で認知されておらず、
病院を訪れても、うつ病やその他の精神疾患と診断されてしまうことです。
低血糖症の人がいくら抗うつ薬を服用しても当然効果は現れず、
むしろ不必要に身体に負担をかけていることになります。


精神科に通い続けても一向によくならないという方は、
以下を参照に、自身が低血糖症であるかどうか疑ってみる余地があるでしょう。


私自身の経験でも、
うつ病を患う前後にやたらと甘いものに対して食欲が旺盛になりました。

現在も、ほぼ寛解したとはいえ、
甘いものはついつい口にしてしまいます。

そのためか、
特に昼から夕方にかけて異常に体がだるくなることがあります。
そして、夜になると回復するいうケース。

このあたりの相関関係はハッキリしないのですが、
私自身も低血糖症の症状が出ているのでは?
と感じるときがあります。



症状


主に以下のような症状があります。


朝起きられない、異常な疲労感
低血糖のため、エネルギー不足の状態にあるためです。
疲れがひどく、朝起きるのが辛くなります。


気分の落ち込み
一見すると、ほとんどうつ病と変わらない抑うつ状態に陥ります。


気分のコントロールがきかない
気分が急激に変わるのは、低血糖症に最も頻繁に見られる特徴とされています。
脳内のブドウ糖レベルが乱高下するため、心の平安も感情の安定も得られなくなります。


イライラ、キレやすくなる
血糖値の低下を止めるため、突然にアドレナリンが大放出され、
イライラや怒りを感じやすくなります。


めまい、ふらつき
低血糖症の代表的な症状。
血糖値が下がりすぎると、めまい、ふらつきを引き起こします。


睡眠障害
寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなります。


記憶力の低下
砂糖を分解するのに、ビタミンB1が消費されてしまうために起こります。
ビタミンB1は、記憶にとって大切な栄養素だからです。


決断力、集中力の低下
心配ばかりして些細なことでも優柔不断で決断できず、
ひとつのことに集中できなくなります。


不安や恐れ、震え
漠然とした根拠のない不安や恐れを抱き、意図しない震えを引き起こします。


寝汗をかく
低下した血糖値を高めようとアドレナリンを放出することが度重なり、
副腎が疲弊したために起こります。


夕方に眠くなる
ブドウ糖レベルが低下したため、夕方近くになると眠くなります。


砂糖への渇望
甘いものや清涼飲料水が無性に欲しくなります。


低血糖症セルフチェック


あなたが低血糖症であるかどうか、セルフチェックしてみましょう。


以下にあげる項目に当てはまるものを
チェックしてみてください。

①甘い物、スナック菓子、清涼飲料水をほぼ毎日摂る
②空腹感を感じ、おやつを食べることが多い
③夜中に目が覚めて、何かを食べることがある
④夕方に強い眠気を感じたり、集中力が落ちる
⑤体重の増減が激しい
⑥体重が増えてきた、または痩せにくくなった
⑦イライラや不安感が、甘い物を摂ることでよくなったことがある
⑧頭痛、動悸、しびれなどが甘い物を摂ることで
 よくなったことがある
⑨安定剤や抗うつ薬を服用しても、あきらかな症状の改善がない
⑩血縁者に糖尿病の人がいる



10項目のうち、3項目以上当てはまる方は、低血糖症の危険性が高いとされます。



<参考文献:「うつは食べ物が原因だった!」(溝口徹 著)>


治療


これは、栄養療法にも関係してきます。
特に栄養療法を行うクリニックでは、低血糖症を扱うところがほとんどなので、
こうしたクリニックで治療を受けるのが、
自分が低血糖症なのかどうかも分かり、一番効果的であると思います。
ただ、このようなクリニックは、保険の適用がないため、治療費が非常に高額になります。

以下に、自宅でもできるプチ療法(心構え)を記しますが、栄養療法と併せて参考にしてください。



①砂糖を経つ

当然ですが、甘い物を摂るのはやめましょう。
最初はきつく感じるかもしれませんが、徐々に砂糖への渇望は低下していきます。
味覚は学習するものであり、
砂糖を除いた食事を2週間も続ければ、甘い物を食べたいと思わなくなります。

どうしても甘い物が食べたくなったら、1週間に2度ほどにし、
できるだけフルーツ類を食べるようにしましょう。



②カフェインを断つ

カフェインは、血糖値を上げる効果がありますが、
カフェインの効果が切れると、一気に血糖値が急降下します。

また、過剰なカフェインの摂取は腎臓に負担をかけ、
カルシウム、マグネシウムといったミネラルを尿と一緒に排出してしまいます。

カフェイン中毒の方は結構いると思いますが、
砂糖を経ち、血糖値を安定させることにより、カフェインへの渇望は弱まります。



③タバコを断つ

ニコチンは、副腎を刺激しアドレナリンを放出させます。
これにより、心臓の鼓動が速まり、血圧と血糖値が上がります。

タバコを止めるのは大変ですが、
これも砂糖を断つ食生活をしていけば、ニコチンへの渇望は弱まります。



④アルコールを経つ

アルコールは迅速に血液の流れに入るため、
血糖値が急激に上がり、アルコールが抜けると急速に低下します。
低血糖症であれば、このような血糖値の乱高下は、それに伴う症状は避けられません。

どうしても、アルコール類を飲むのが避けられなければ、
おつまみとして、枝豆や豆腐、チーズ、魚などのたんぱく質をゆっくりと食べるのがよいです。



⑤たんぱく質をとる

たんぱく質を摂ることにより、血糖値の上昇がゆるやかになるので、
食事の際に最初にたんぱく質をしっかり食べておくと、
その後、糖質を摂っても、血糖値の急上昇を防ぎます。

また、たんぱく質は脳や心臓などのあらゆる臓器の原材料として身体を形作り、
酵素やホルモンの材料として身体を働かせる重要な物質の原材料となります。



低血糖症の治療とはいうものの、特別難しいということはないと思います。
要は、普段の食生活に気をつけることです。


その際、「高たんぱく、低糖質」の食事が基本となります。


低血糖症に関わるうつの症状を改善したいということであれば、
こちらの荒木式 うつ病改善プログラムが非常に参考になるかと思います。

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